初参加の句会で、次回の兼題が出され、一句詠んでいらっしゃいと。
兼題:夕菅(ゆうすげ)晩夏
ユリ科の多年草。山地に自生する。夕方開き翌朝にしぼむことが特徴。
実際に見たことはないし、簡単には見に行けないようだし、難しい。
インターネットで検索。榛名湖温泉の旅館「ゆうすげ」、散策道「ゆうすげの道」、石原裕次郎さんの歌「ゆうすげの花」など。画像だけで詠むのは、結構高度な気がします。
そして句会当日。
皆さんの夕菅:高原、風の木道、旅の泊り、一夜花などなど
黄昏のゆうすげの道訪ねけり かほり 選1
旅行業者らしく詠んでみましたが、先生曰く、(五七五の)下五でガクッとなってしまうと。確かに、これはキャッチフレーズに近いかも。(五七五の)上五「黄昏」も安直だったな。
先生による添削後
黄昏のゆうすげの道徘徊る(たもとおる)
素敵になりましたが、私の句ではないですね。漢字も読めませんし。
ユウスゲのレモンイエロー、夕方と早朝、実際にたっぷり味わって詠みたいです。
列車降り静寂(しじま)の奥は夏の湖(うみ) かほり 選3
初夏の只見線の旅より。
(五七五の)上五でガクッとなると(先生)
確かに、降り(て)と説明的な上、そこで切れてしまう印象。余計な情報が入っていました。
後日推敲。今(その瞬間を詠む)を意識。「は」+(五七五の)下五に季語なので、(五七五の)上五と中七を繋げてみました。
広がりし静寂(しじま)の奥は夏の湖(うみ) かほり