はじめての五島列島・福江島の旅

長崎からフェリーで福江島へ渡る

前泊し早起きをして、長崎港へ歩く。

港は長崎駅から徒歩10分くらい。雨が降っているとちょっと嫌な距離。

ターミナルに着くと、スーツのサラリーマンで結構混雑している。離島へのフェリーなのにと思うと、フェリーではなくジェットフォイルの乗客で、時間になるとジェットフォイルに吸い込まれていった。

フェリーは大きく見えるが、1500トンしかないので伊豆諸島に行く東海汽船の昔の船より小さい。

福江へのアクセス(クリックで拡大)

(五島市より)

気になる運賃は、フェリー2,390円、ジェットフォイル5,730円、飛行機11,600円。
フェリーとジェットフォイルは島民以外ほとんど割引がなく、飛行機だけ早割だと最安5,950円。

迷わずフェリーを選択。

意気込んで乗り込むが、乗客は少なめなので好きな場所を選ぶ。一応、奈留島、奈良尾行きと分けられているが、福江はないので書いていないところで場所取り。

昼間の比較的短時間走る船なので、設備は最小限。

毛布はひとり一枚無料、江戸時代のような箱枕もある。係員がチェックしているので、毛布を二枚使っていると叱られる(今日は余っているが人数分ないから)

二等指定という船室は定員が決まっているのが特徴で、混雑しているときでも一定人数しか入らないのでのんびりできるというもの。すいているときはほとんどメリットがない。
となりにJTBの添乗員が座り行く先のチェックをしていた。気がつくと他の乗客と同じように寝ていた。

少し風が強い程度だったが、船が小さいのでそこそこ揺れる。

ほぼ定刻に福江港に入港。

ターミナルすぐにあるお店。

男はつらいよ第6作「純情編」に出てくる。

福江島の教会巡り

堂崎教会からスタート

湾内のおだやかな海。

宮原公民館の奥にある、宮原教会

屋根に十字架があるので教会とわかる。

一番印象に残った、半泊教会

キリスト教弾圧で大村藩領から五島に逃れた数家族がやってきたが、狭かったので半分がこの地に残り、半分は他の地に行ったことから半泊といわれる。

すれ違うのが大変なような道を行くが、それでも行く価値がある教会に思えた。

水ノ浦教会

教会の高台に登るとどこでも海が見える。

楠原天主堂

五島列島で唯一の道の駅、遣唐使ふるさと館

映像コーナーは有料で、全体として小さい道の駅。丸い部分は展望台のように公開されている。

翌朝、ルルドへ向かう

ルルドとは…1858年2月11日、フランスのルルド近郊のマッサビエールの洞窟で、無原罪の聖母がベルナデッタ(少女)に初めて現れた。ベルナデッタへの一連のマリア出現は、教会当局によって神聖なものとして承認され、ルルドは国際的な巡礼地になりました。(関口教会より引用)

インパクトあるバス停

注意書きをよく読むと、定期的に運行されているのは一日5往復。

(クリックで拡大)

五島ではじめてのレンガ建築。

いらっしゃい

映画に出てきた玉之浦教会

男はつらいよ第6作「純情編」 (1971年)

現在は漁港だけだが、昔は荒川(温泉があるところ)から連絡船が運航されていて、寅さんも乗船している。

反対からだ

大瀬崎園地

夕日が美しい場所だそうだ。

鎮魂碑、いのりの女神像がある。第二次世界大戦の時、飛び立った飛行機はこの大瀬崎が最後の日本の風景だったことから鎮魂碑が設置された。

島は一周したし、見るべきものはほぼ見たので、時間に余裕を持って港へレンタカーを返すことにする。

大手レンタカーを利用したので、軽自動車24時間で6000円弱、ガソリン代は本土より20円近く高かったので1500円弱かかった。港で車を返して、空港まで送ってもらった。

五島福江空港(通称・五島つばき空港)

現在は福岡と長崎の二路線のみだが、滑走路は2000メートルでジェット機も離発着できる。

ソウル(仁川)まで荷物が預けられるか聞くと、仁川まで運んでくれるらしい。しばらく待たされて、仁川までの搭乗券も発行してくれた。

小さな売店とレストランがある。

到着が遅れているので出発も10分程度遅れるそうだ。福岡空港の乗換が90分しかないので余裕がない。

15分遅れて長崎からやってきた。

はじめてのオリエンタルエアブリッジ

2001年に長崎航空からオリエンタルエアブリッジに社名変更した。福岡・長崎と壱岐、五島、対馬を結んでいる。

オフィシャル動画

オリエンタルエアブリッジ
https://www.orc-air.co.jp/

5月9日は、この日だけのダイヤが組まれている。

オリエンタルエアブリッジ94便 五島福江(1235)→福岡(1320)

乗るまでけっこう歩く。空港を歩くのも珍しい体験。

デ・ハビランド・カナダ DHC-8-201型機

最前列の席は、鉄道のような向かい合わせ。39席なのでちょうど観光バスくらい。

ドリンクのサービスはなかったが、飴が配られた。CAさんはもちろん一人。

高度が低いので景色が美しい。翼が上にあるので翼は邪魔にならないものの、やはり視界がさえぎられる。

博多港を12:30に出港した、釜山行きのニューカメリア。釜山には18時に到着予定。

ニューかめりあ(Weblioより)

福岡タワーが見える、空港はすぐそこだ。少し揺れる。

10分程度の遅れで福岡空港へ着陸。

歩いてバスに乗り換える。プライベートジェットみたいでかっこ良かったな(ジェットではないが)

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