カタール航空機内食

母と一緒にイタリアに行くことになった。

直行便はアリタリアほぼ一択で12万円前後なので、乗り継ぎ便を探す。
中東の航空会社が7~8万円で時間はかかるものの、この差は大きい。

カタール航空に決定

安全はもちろん、機体は最新、サービスや機内食にも期待が持てそう。

QR807 成田(22:20)→ドーハ(3:50) 11時間30分 B777-200LR

CAからメニューが配られた。出発してちょうど1時間後くらい、23:20頃提供。

日本発着便は日本語、英語、アラビア語で書かれている。

メインミールの1食、そして和食、合計3食から選べるようになっている。

さんざん迷ったが、後方座席だったので一種類しか残っていなかった。6割くらいは日本人のツアー客だったので、タラと牛肉ならみんな牛肉を選ぶのは当然。

キノアと豆のサラダ
タラのオーブン焼き、マスタードとディルのソース
ローストポテト、地中海野菜の煮物
グリーンティーオペラケーキ

キノアとなっているが、Quinoaなのでキヌアといわれている方が多い。ペルーなどのアンデス山系で育つ穀類で栄養価が高く話題になっている。

前菜を拡大

焦げたパンの下には小さなキットカット。パンはおいしく、魚好きなのでタラでも満足。

CAさんの手を煩わせないように、飲み物は一度にビールと赤ワインをもらう。フォスターラガー、聞いたことのないビール。オーストラリアのビールで、苦さ控えめで薄い感じ。ワインはプラコップで提供されて、ミニボトルではない。

到着2時間前、1:30頃(現地時間、日本時間8:30頃)提供の朝食

ピーマンのフリッタータ(イタリア料理で、オムレツよりしっかり揚げ焼きしたもの)
鶏胸肉のハーブ風味グリル
ベビートマト、ブロッコリー、チェリートマト

エビ入りお粥、ニラ、シメジ

バターミルクパンケーキ、ミックスベリーのコンポート
クリームアングレーズ(カスタードの一種のデザートソース)

季節のフルーツ、フルーツヨーグルトは同じ。

QR131 ドーハ(7:45)→ローマ(12:40)5時間55分 B787-8 Dreamliner

メニューは一枚になり、日本語表記はなくなった。

出発45分後くらいに提供された。ドーハ空港で4時間近く待ち時間があったので、適度におなかがすいている。

Cheddar cheese scrambled egg with chicken sausage

しょっぱいチキンソーセージ。チキンなのは宗教上の理由からだろう。

Vegetable upma and sambhar

upma(中央の黄色っぽいやつ)はセモリナ(小麦粉)から作られるインド南部の軽食で、sambhar(左)もインドのスパイシーなスープ。右端の茶色いのがcoconut vadaココナッツを使ったコロッケのようなもの。
vegitableとあったら、カレーに近い味だと思って間違いない。

到着の2時間くらい前に、チキンサンドかベジタブルサンドと、上のマドレーヌに似たものが入った箱が配られた。チキンサンドといっても、パンではなく白いホットケーキのようなものを折ってチキンをはさんだものだった(写真撮り忘れる)

ワインやビールをもらおうと頼んだら、「あとで」と英語で言われ、食べ終わって忘れられたと思った頃に提供された。日本を出発して17時間以上経っているので、もうぐったり。

QR114 ローマ(23:15)→ドーハ(5:45) 5時間30分 A330-200

出発して1時間くらいで軽食が提供された。ベジタブルとチキンから選べ、ベジタブルはパイのようなパンがひとつとカップケーキが箱に入っていた(撮影せず)このあと2時間ちょっとで朝食が提供されてちょっと胸がいっぱい。

到着2時間くらい前に提供された。

Chive omelette with grilled chicken sausage

チャイブ…ネギのような野菜が入ったオムレツ。しょっぱいソーセージはまたもチキン。パンは相変わらずおいしい。

QR813 ドーハ(7:00)→羽田(22:40) 9時間40分 B787-8 Dreamliner

出発から1時間20分後くらいに提供。時間の感覚がめちゃくちゃだが朝食。

マッシュルームとリーキのフリッタータ、チキンソーセージ

リーキとはポロネギともいわれる西洋ネギ。またもネギ入りオムレツ。今度のソーセージはしょっぱくなくておいしい。一番搾りもあった。

蒸し魚の生姜醤油掛け、ジャスミンライス

魚は揚げてあり、ジャスミンライスではなく単なる白米のような。

いよいよ最後の機内食。到着が遅れるのは確定的で、その2時間前。日本時間で20時30分くらい。

湾岸風チキンビリヤニ

ビリヤニは具材と米を別々に調理して合わせるインド料理。中東でも食べられている。下にチキンがある。行きのやきそばと同じく、ここでもメニューにあるパスタは影も形もない。

和風牛肉カレー
ひじきのサラダ、ざる蕎麦

カレーは量が少ないけれどおいしい、ざる蕎麦はきちんと海苔もあり冷たい。

食後のコーヒーをのせてワゴンがやってきたが、よく見るとブランデー!
ちゃっかりブランデーをもらう。

インド料理や珍しいものも提供されておもしろい機内食だった。ワインがグラスで提供なので物足りないが、全体としては満足のカタール航空。

本に載りました

機内食を集めたWebサイトがあります。
機内食ドットコムhttp://www.kinaishoku.com/

せっかく撮影してきたので、いくつか写真を投稿したら、本になるそうで掲載許可の連絡をいただきました。もちろん承諾して楽しみに待ちました。掲載された本がいただけるそうで、送られてきました。

投稿者2,300名から110名選ばれた中に入り、競争が多いであろう羽田=ソウルです。

みんなの機内食

あった!(クリックで拡大)

この本の売り上げは、必要経費を除いて東北の支援金にするそうです。

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